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京田辺市の特産「田辺茄子」の生産者組織・当JA京田辺支店茄子園芸部会(部会長・川嶋一生)は、6月16日、栽培増を目指し農家養成塾を開講しました。
10数年前には部員114人が12ヘクタールで栽培していましたが、農家の高齢化で生産者や栽培面積が減少傾向。歯止めを掛けようと府山城広域振興局、市、JAの働き掛けで、茄子園芸部会が主体となってナス農家養成塾を初開講しました。
講座には、初栽培に挑もうと農家や新規就農者ら4人が応募しました。
京田辺支店で行われた開講式で、川嶋部会長は、「受講者があって心強く感じる。伝統技術を伝承し、一体となって生産を増やしていきたい」と期待を込めました。
講義では、府山城北農業改良普及センターの今井雄一副主査が、主枝の誘引や葉かき、追肥など作業のポイントを説明しました。
その後、1000本が植えられた実習ほ場を訪れ、川嶋部会長などが実演した剪定を熱心に見入っていました。
塾は来年2月末まで、座学と実習を30回以上続け、ベテラン農家やJA、普及センター職員らが指導します。修了後、受講者はナス農家としてデビューする予定です。
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