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豊富な栄養やリコピンの抗酸化作用があり、諸病の予防効果もあるとされるトマト。生食はもとよりジュース、煮物やみそ汁、乾燥しても使え、人気は野菜の中でも抜群です。 上手に作るポイントは次の4つです。@元肥は畝(うね)の中央に深めに、有機質資材を施す。A1〜2花咲くまで大苗に仕上げてから植え付ける。B第1花房の1番果が、ピンポン玉よりひと回り大きく(径5〜6p以上)なるまで追肥をしない。Cわき芽は遅れずにかき取る。 4項目を順を追って説明すると、@は、元肥の1〜2週間前に苦土石灰、BMようりんを施し耕します。元肥は、縦型に深く施し、トマトの根をしっかり伸ばすことにより各花房の果実を確実に着果、肥大させ、尻腐れなどの障害の発生を少なくします。稲わらや雑草、良質堆肥と、油かす、魚かすなどを30 pぐらいの深さに施します。 Aの植え付け時の花の咲き具合は極めて重要です。第1花房を確実に着果させるには若苗定植は禁物。1段が着果すればその後の2段、3段もよく付きます。着果ホルモン(トマトトーン)を散布しますが、振動受粉(指先ではじく)も有効。 Bの追肥時期は、早く施し過ぎると窒素成分が効き過ぎ、失敗します。 Cのわき芽は、毎日、または1日おきに、3〜5pの長さになる前に行います。特に長期に取り続けるには、摘心した後もすべてのわき芽を取り除きます。 この基本の他に当然病害虫の発生を防ぐことが大切です。初発生は局部的ですので、早期に薬剤散布して防ぎましょう。